前回は、弊社が開発し、特許を取得した戦国時代を舞台とした歴史シミュレーションゲームにおいて、「大名の同盟締結」による地図の見え方の説明をしました。
今回は、合戦における地図の見え方のご説明です。
公開特許広報の明細と図面を基に、補足を加えて説明します。
上図は、地図の尾張周辺を拡大する地図の概略を示す説明図である。ユーザプレイ大名が、他のユーザプレイ大名、又はコンピュータ大名と合戦する画面を説明する。ユーザプレイ大名所属の城、砦は白色、コンピュータ大名所属の城、砦はグレーである。織田家がほぼ支配下に収めている尾張には、ユーザプレイ大名・織田家本城(本拠地の城)は1つ、織田家所属の城は2つ、織田家所属の砦は2つある。尾張の周囲には、コンピュータ大名所属の城、砦が多数あるが、確認できる範囲に、コンピュータ大名所属の城は3つ、コンピュータ大名所属の砦は、7つある。
上図は、プレイする時点において、地図生成部が作成する第1地図である。地図にて、ユーザプレイ大名・織田家の地図情報力を元に分布図生成部は、地図情報力分布図を随時生成する。
本拠地の城周辺は全容が明らかとなっているが、本城から遠ざかるに従って、地図は見えにくくなっている。右下付近に、今川軍部隊が3部隊、わずかに見えているが、織田家をプレイするユーザは、今川軍部隊に気付かず、今川軍部隊に対し、織田軍の出陣等の対処をしない状況である。
上図は、今川軍部隊が、織田家本城に向けて進軍を続けている状況をユーザが認識する時点の図である。今川軍部隊は、尾張と三河の国境付近にいるため、その全容はこの時点でも不明であるが、ユーザは、3部隊の今川軍部隊を確認する。
ここで、ユーザは織田家所属の城から、織田軍の兵力5000、3000、2000の3部隊を出陣させる。自軍の情報は分かっているため、部隊ごとに兵力を表示する。
上図は、出陣した織田軍が、今川軍に向かう図である。この時点でユーザは、今川軍の部隊の兵力、武将等の情報を把握できていない。そこで、ユーザは忍者又は諜報部隊の出陣を命じ、地図情報力の強化及び、敵軍の状況把握を進める。さらに、新たに4000の兵力を持つ部隊を織田家所属の城から出陣する。
上図は、ユーザが出陣させた忍者又は諜報部隊によって、地図情報力が強化し、地図がより明瞭となると共に敵軍の状況を把握する第1地図である。織田軍部隊と今川軍部隊が接触し、交戦を開始する。織田軍部隊の兵力は減少し、その兵力がリアルタイムで表示される。
この図では100人単位としているが、表示は1人単位でも良く、表示しなくても良い。ここで、美濃から今川軍の同盟軍である斎藤軍部隊が、本城向けて進軍する事実をユーザは確認し、対応を考える。
上図は、時間の経過と共に更に地図情報力が強化し、地図がより明瞭となると共に敵軍の状況を把握する第1地図である。地図情報力の強化により、第1地図の明瞭な範囲が広がり、今川軍部隊、斎藤軍部隊の兵力を把握する。
今川軍部隊、斎藤軍部隊の率いる武将名、武将の能力、兵士数、部隊の種類などの情報を探知する機能があっても良い。
上図は、更に地図情報力が強化し、地図がより明瞭となる第1地図ある。
戦況が不利な状況を把握するユーザが、織田家本城から織田軍の9000の部隊を、織田家所属の城から、織田軍の5000、3000の部隊を新たに出陣する図である。地図の一部をユーザが認識できないことに加え、地図の形状が日常慣れ親しんだ地図ではないことから、状況の把握が困難である点が、ユーザの楽しみを向上させる。更に不意にコンピュータ大名が攻め込んでくるなどの際に、コンピュータ大名の挙動が分かりにくい点が、更にユーザのプレイする楽しみを向上させる。
このように、地図の不明瞭な点が、それぞれの部隊の見え方を大きく変え、スリルを向上させて、ゲームの楽しみを大きく上げる点に特徴があります。