弊社は、2025年11月にルーバー建築に関する特許を取得しました。
本建築に関しては、意匠権も獲得しております。
特許において、重要なことは、集合住宅などにおいて、テラス又は可動開口部全面にルーバーを設置する点です。
平面図において、少なくとも片側の空間に建築物の床を有さない住戸専有部に設置され、開放可能である開口部及び固定された手すり部において、前記開口部及び前記手すり部の少なくとも一方の反対側に前記床を有さない全ての部分において、平面形状が略四角形である羽根によるルーバー構造を具備し、前記ルーバー構造の設置方向が垂直方向であり、立面図において、上下の階の前記開口部または前記手すり部が垂直方向に同一の位置である全ての部分において前記ルーバー構造が垂直方向に一体となって連なる形状で具備し、少なくとも一つの前記ルーバー構造が複数の階において一体となって連なる形状で具備し、前記羽根相互の水平方向離隔距離、前記開口部端部と前記開口部端部に最も近い前記羽根の前記水平方向離隔距離及び前記手すり部端部と前記手すり部端部に最も近い前記羽根の前記水平方向離隔距離が、全て330ミリ以下であることを特徴とする建築物。
特許の請求項は少し専門的な内容であり、発明を明確化するために、文章は少し複雑です。
私たちは「全面ルーバー建築」と呼んでおります。
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ルーバー建築は、世の中に多数ありますが、本発明は「子どもから大人の安全性に配慮」した点が重要と考えます。
弊社では、特許取得と並行して、本「全面ルーバー建築」の実現に向け、開発を進めております。
今回は、その「全面ルーバー建築」の開発に関する、途中経過のご報告です。

上のCGは、一般的な集合住宅において、テラス部分を、ルーバーで全面的に覆ったデザインです。
落下防止のためには、私たちは、ルーバーピッチ==300mmが一つのピッチの基準となると考えます。
ルーバーによって安全性が強化され、ファサードが引き締まることは良いことですが、デメリットもあります。
それは、全面的にルーバーを配置することによって、内観の自然光や視線が遮られることです。

「全面ルーバー」を外すと、上の様な一般的な集合住宅の外観となります。
「全面ルーバー」によって、外観は、縦のラインが強調され、引き締まったデザインとなります。

次に、内観デザインを進めるために、ルーバーの内観への影響を検討しました。
上の案は、ルーバーがない場合の対面式キッチンからテラスを見たパースです。

上のパースは、外観と同じルーバーを全面に配置した案です。
これを見てみると、それほど自然光や視線を妨げないことが分かります。
上はCGによる検証であり、模型や実物大模型などでの検証が重要と考えています。
弊社は、グループ会社であるYDS建築研究所と共同で、具体的な設計を進めております。
ルーバーの形状、サイズ、取り付け方などを開発中であり、改めてご報告します。